ドライフラワー

同じ痛みを抱えている人といると、なんだか心が安らぐ。今この瞬間、生きている激痛が、なんだか紛れるような気がする。

ずっとこのまま痛みがなくなればいいのに。

でも、そうじゃないことを僕は痛いほどわかる。

変わらないでほしい。
僕が思う君のままでいてほしい。

でも、咲いた花は、早かれ遅かれ枯れてしまう。

花に恋した人間がドライフラワーを作った。

生きているまま、永遠に残すことはできない。

でも、きれいなまま、壊れないまま、終わりを摘み取ることで悲しい終わりを消す。

僕が思うあなたのままで。

お姫様と王子様は結ばれて幸せになりました。めでたしめでたし。

はたして本当にそうだろうか?

物語がそこで切り取られたから、幸せという味で終わっただけで、その先を描いたら…

ああ、こんなんだから、僕は、こうなんだろうな。